遺品整理まごころの海外輸出

こんにちは、遺品整理まごころの相澤です。

本日はいつもの遺品整理のお仕事紹介ではなく、買取や引取りをさせていただいた家具や雑貨を海外へ輸出するエコロジーなお話をさせていただこうと思います。

 

遺品整理業界でもご遺品を買取させていただく場合も往々にして増えてきましたが、残念ながら国内での需要がなく買取が難しいものもございます。その中でも状態が良いものやキッチン雑貨など使用済みのものでも未だ使用が可能であるものはまとめて海外へ輸出させていただいております。というのも、2015年に英国ではサーキュラーエコノミーパッケージを法律に組み込み一般廃棄物の65%をリサイクルすることで資源枯渇から産業界を保護するなど、世界各地でサーキュラーエコノミー(循環型経済)を考え、現在では経済成長政策の中心に据えられております。

 

つまり、今までは資源を採掘し、加工し、消耗したら廃棄するというリニア(直線)型経済でしたが、資源の枯渇や温暖化など様々な環境問題から脱するために資源を一から採掘するのではなく、廃棄物の中から資源を採掘しなおすという方法がとられています。

 

私共も、ご遺族の方の思いが詰まったものを、ただただ国内での需要がないからと処分してしまうのは忍びない、少しでもどなたかのお役に立っていただけないか、と考え海外輸出事業を行っております。

 

さて、一口に海外輸出と言っても一般の方はどのようにして送っているのかわからないと思いますので、作業中の写真を添えて紹介させていただきます。

 

 

いつも使用しているコンテナになります。

私共はタイへの輸出をしているため、海路で送っています。皆様もよく映画内のワンシーンで、このようなコンテナを見たことがあると思います。まさにそれです。ですが、このようなコンテナが映るシーンはたいていアクションシーンですので、よく爆破されたりクレーンから落とされたりしていますね。今までは盛り上がるシーンでしたが、この仕事をさせていただいていると、少し見方が変わった気がいます。

 

 

こちらが作業中の写真です。

足場を作り、コンテナ内へ搬入しています。複数人でないと持てない家具もありますので、なかなかの重労働ではありますが、少しでも皆様の思い出の詰まったものを生かしたいと考えると力が出てきます。スケールで長さを測り、隙間なく家具や段ボールを配置していきます。隙間が大きいと、運搬時の揺れで破損してしまう恐れがあるからです。

 

 

そうして全長16.4mのコンテナがすべて埋まりました。

細かな雑貨などは段ボールにまとめ詰め込んでいます。

軽いもので5kgほど、重たいもので20kgほどになりますので、必ず側面には内容物と重さを記載しています。

 

後は輸送業者様に依頼をし、タイまで運んでいただきます。

後は細かな打ち合わせなどはありますが、今回は省略させていただきます。

 

以上で、遺品整理まごころ 海外輸出事業の紹介を終わりたいと思います。

 

 

いかがでしたでしょうか?

今回は海外輸出に関しての説明と、実際の作業風景を紹介させていただきました。資源枯渇はたびたびニュースで言われており、またレジ袋有料化など身近なところでも変化が起きています。少しでも皆様のお役に立てればと私共も幸いです。

 

遺品整理まごころ をこれからもよろしくお願いいたします。