遺品整理士とは

皆様こんにちは

遺品整理まごころの相澤です

 

 今回はそもそも遺品整理士とはなにか、ということを簡単に説明したいと思います。遺品整理士とは一般社団法人遺品整理士認定協会が提供するサービスの名称で遺品整理に関わる民間資格であります。もちろん遺品整理協会の試験をクリアしなければ資格は発行されません。遺品整理や特殊清掃などの基礎知識や心構えを有した者であり資格を発行するのにふさわしいかを判断されます。

 主な業務としてはその名の通り遺品整理を行います。遺品の買取・お片付け、必要な物の捜索やお焚き上げの手配といった付随するお仕事もあります。その他遺品整理を行うにあたり管理会社・管理人様への作業日程の報告や必要書類の提出、環境公社様のスケジュール確保と仮置き場の交渉等遺品整理業務を行う前段階での準備も行います。お客様の持ち家の場合はお客様のご都合で仮置き場の設定は行いやすいですが賃貸の場合は各管理会社・管理人様のご要望が多種多様な場合や急遽予定していた場所が使用できなくなったりと臨機応変に対応しなければならない場合もあります。

 清掃業務に関しては各遺品整理を行う会社によってサービス内容が異なりますが、私共は特にお客様からのご要望がない場合は作業をさせていただいたお部屋と仮置き場までの廊下、仮置き場の簡易清掃(掃き掃除など)を行います。ご要望がありましたらオゾン発生装置を使用した除菌まで行うこともあります。

 

 遺品整理士という職業ですがイメージがつかめましたでしょうか。細かく説明するとまだまだ業務内容はあるのですが今回は概要の説明でした。少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

遺品整理の豆知識~遺言状の取り扱い~

皆様こんにちは、遺品整理まごころの相澤です

 

今回は遺言状の取り扱いに関してお話したいと思います。

近年では生前整理やエンディングノートなど終活を行うことが一般的となってきておりますがこのエンディングノートと遺言状とでは異なる点があります。先ず法的効力がないことや記述様式の違い(遺言状は自筆のみ)、各内容もエンディングノートでは自身について語ることなど自由に決められます。費用もエンディングノートは安く済みますが遺言状では公正証書遺言状とした効力をより確実なものとした遺言状もありますが数万円の費用がかかります、この点も大きな違いでしょう。またエンディングノートは遺言状と異なり即座に開封・確認が行えることも大きいでしょう。故人の想いを直ぐに確認できる点でエンディングノートは優れているものと思います。

 

 さて、先述の通り遺言状は即座に開封してはいけないものになります。稀に封がされていないものや裸のまま引出しに入れられている場合などもありますが原則として発見した場合は遺言状は遺言をした人の最後の住所地を管轄する家庭裁判所を提出し検認手続きをしなければなりません。私どもが遺言状を発見した際にはお客様に即座にご連絡しお渡しさせていただきます。また封がされていないものにも法的効力がありますのでもし見つかった際は同じく速やかに家庭裁判所に検認してもらう必要があります。遺言状の勝手な破棄や改ざんなどは軽い気持ちでも行ってはなりません。そうした行為は相続欠格、つまり相続人となる資格を失いますのでお気を付けください。

 実際に家庭裁判所での手続きはどうするかというと遺言状と共に申請書、相続人全員の戸籍や故人の出生から死亡までの戸籍(除籍・改製原戸籍)謄本、遺言者の子及びその代襲者で死亡している方がいる場合、その子及びその代襲者の出生時から死亡時までのすべての戸籍(除籍・改製原戸籍)謄本が必要となります。ですがこちらは一例となりますので誰が相続人になるかによって別の書類が必要となる場合もあります。わからにことは家庭裁判所で確認すると確実です。

 また2020年7月に施行された遺言状保管法によりご自宅以外に法務局に保管されている可能性もありますので、一度ご家族の方に確認していただく必要もあります。

 

遺言状とは資産に関する物で色々と手続きが大変です。しかしその分重要なものですので遺品整理を行う際は確認しながら慎重に作業を行っております。もしご自宅に遺言状がある可能性がありましたら事前にご相談いただければよりスムーズにお客様へご連絡できますのでお気軽にお声がけください。

 

今回は遺言状に関してのお話でした。

このブログが少しでも皆様のお役に立てれば幸いです

20代・30代の生前整理の有用性

皆様こんにちは

遺品整理まごころの相澤です

 

今回は20代・30代での生前整理についてお話したいと思います。

昨今コロナ禍により比較的若い世代でも死に関して考えさせられる機会も増えてきており、ワクチンを接種するかどうかも情報を収集して受ける受けないを考えていることでしょう。今は情報社会ですし正しい情報のみを選別する力も必要になってきております。コロナのみならず様々な事柄に関して正しい情報を得られるよう私もそうですが努力していきたいものです。

 

 そのような中生前整理は若いうちから考えなくてはならないのか、という疑問も出てくるのは必然でしょう。若いうちから生前整理、必要な物と不要な物を分類し適切に身辺を片付けることは決して悪いことではありません。むしろ良いことだと私は思います。片付ける、と一口で言ってもごみとして捨てるのではなくまだ使えるものに関してはリサイクルショップに買い取ってもらったりSNSやメルカリなどのウェブサービスを利用し欲しい方へ譲ることも選択して取れます。

 また、こうして身辺の片付けを習慣化させることでいざ生前整理を行うときなどスムーズに作業を行うことができますし部屋を綺麗な状態に保つことができます。引越しの際にも役立つことでしょう。

 

 生前整理というとどうしてもネガティブなイメージが先行してしまいますが、生活の一部として若いうちから行うこともコロナ禍の生き方かもしれません。

 

 

遺品整理の豆知識~遺品供養のタイミング~

皆様こんにちは

遺品整理真心の相澤です

 

今回は亡くなられた方の愛用していた品などご遺品の供養のタイミングについてお話したいと思います。

 

 そもそも供養とは何を指すことかといいますと元々仏様や菩薩様などに香や華、飲食などの供物をまごころから捧げることを指します。日本では転じて亡くなられた方や祖先に対して行う追善供養のことを供養ということが多く、また動物や人形などの道具に対して行う供養もあります。つまり日本で言われている供養は冥福を祈るための行為ということになります。

 

 その中でも遺品供養というものがあります。先に説明した通り日本では故人に対しての祈りと共に人形など道具に対しても供養を行います。これは古来より物には魂が宿る、入ると言われており供養つまり祈りを捧げることでこの物に宿った魂を抜くことを指します。その際に行われる方法としては僧侶や神主に魂抜きを行ってもらった後、お焚き上げを行うことです。お焚き上げとは魂抜きをしたものを焼却し天に還す供養方法となります。

 

  それでは遺品供養はどのタイミングで行うのか、というお話ですが遺品整理の際に供養を行うことが一般的です。そのため四十九日や法要後などがタイミングとしても多くなります。ですが賃貸や借家のため契約内容によっては退去までの時間がなく遺品整理を葬儀直後から始められ供養も合わせて早まることもあります。

 

 遺品供養の方法ですが、最近では亡くなられた方の愛用していた眼鏡や日用品を宅配で送ることで供養してもらえるサービスなどもあり以前よりも遺品を供養する方法が難しくなくなってきております。私共の方でもお客様からのご要望がありましたら供養するべきご遺品をまとめ、お焚き上げをお客様の代わりに依頼をすることも可能です。もし魂抜きやお焚き上げに関してご不明な点等ございましたらお気軽にご相談ください。

 

 まとめると、遺品供養は遺品整理を行うタイミングで供養すべき遺品を選定しまとめておき、お焚き上げを自身で依頼するか遺品整理を依頼した業者にお焚き上げしてほしい遺品を事前に伝えておき代わりにお焚き上げを行ってもらうと良いでしょう。

 

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