孤独死案件

こんにちは、遺品整理まごころの山元です。

本日は、以前ご対応した孤独死現場での作業についてアップさせていただきます。
ここから先は、閲覧注意でございますので、ご興味のある方以外はこのページをご覧にならないようお願いいたします。

このページをご覧になっている方はご存知だとは思いますが、孤独死とは、故人様が誰にも看取られずにお亡くなりになってしまうことです。
実は、この孤独死、日本では年々増加傾向にあります。
日本は、各家族のプライバシーが守られるようになりましたが、その利点の副作用として家族間やご近所付き合いが少なくなったと言われております。
そのため、悲しいことですが孤独死が増えて日本の社会問題となっております。
その点、フィリピンなどの発展途上国では、日本の古き良き時代の風習が今なお根強く残っております。
例えば、子供が生まれればその子供を近所の人も含めて家族全員で育てるという風習や、何よりも家族を大事にするといった風習です。
利点と欠点は表裏一体なんだな。。。とふと思います。

さて、だいぶ話がそれてしまい前置きが長くなりましたが、作業内容について綴っていきます。

今回は、札幌市の孤独死のご依頼でした。
孤独死が発生してしまったお部屋は、大量のハエが発生する場合があり、そのハエが体液をお部屋中に拡散させてしまいます。
もしも、故人様が感染症を患っていらした場合、無防備な状態でお部屋に入り体液が粘膜に触れてしまうと作業員が感染症を患うリスクがあります。
そのため、お部屋の中に無防備で入ることは大変危険なことなので、孤独死が発生してしまったお部屋に入るための自己防衛は必ず必要です。
お部屋には合掌をして入ります。
こちらがお部屋の中の様子です。

昨日まで人が住んでいた状況がそのまま残っています。また、それほど強くはありませんが死臭がします。
今回は作業効率を考えて体液が付着した個所の掃除から作業を行います。
体液が付着してしまった家財については、そのまま搬出すれば臭いと体液を拡散させてしまいますので、しっかりと梱包してから搬出します。
体液を綺麗にふき取り、簡易的な清掃は完了です。

その後、貴重品の捜索、仕分け、搬出作業を行います。
洋服のポケットの中も含めて貴重品を捜索しながら作業していきます。

さて、仕分けが終わり搬出も完了したら見た目は綺麗ですがよく見ると汚れていますので本清掃を行います。
ほぼ無臭にするためには、壁紙をすべてはがし、床のクッションフロアもはがす必要がありますが、今回はお客様のご都合によりそこまでの作業は行いません。
ここからはビフォーとアフターの写真を掲載していきます。

キッチン

お風呂

トイレ

掃除が完了したので、次は消臭作業を行います。
前述のとおり、壁紙と床はそのままなので、ほぼ無臭にはできない旨をお客様に伝え、ご納得いただいた上で作業を行っております。
遺品整理まごころの消臭は、世界最高峰と言われているこの黄色い消臭器パンサーJを利用します。
パンサーJはオゾンを大量に発生させる装置で、この発生したオゾンによりお部屋の消臭を行います。

すべての作業完了後、3日経過後にお客様へ引き渡しです。
消臭作業でよくある話ですが、オゾンを焚いた直後にお客様に引き渡しをする業者がいるようです。
オゾンの臭いが部屋中に充満している状況では、どれくらいの消臭ができたのかを判断できませんのでご注意ください。
今回の契約ではほぼ無臭にはできませんでしたが、臭いはだいぶ抑えることができお客様にも大変喜んでいただきました。
お客様ご納得の上で引き渡し完了です。

こちらが本案件で出てきた貴重品と、買取商品です。
弊社では古物商許可も持ち合わせておりますので、買取可能な商品は買い取り、作業料金からお値引きさせていただいております。

孤独死案件については、弊社ではまだまだ経験を積んでお客様に喜んでいただきたい一心で技術向上を図っております。
しかしながら、孤独死案件は簡単な作業ではないのと、我々にご依頼いただく案件数がまだそれほど多くありません。
弊社では孤独死案件はまだまだ勉強中なので、特殊清掃の作業料金は全額ご請求しておりません。そのため、しばらくは他社よりお安く作業できると思います。
また、海外輸出を自社で行っているため処分費用も可能な限り抑えますので当社のご利用をご検討いただければ幸いです。
残念ながら、こういった孤独死の現場は年々増加傾向にあります。
こういった仕事は誰かがやらなくてはいけない仕事であることは間違いありません。
そして我々遺品整理まごころの特殊清掃士は、その作業に使命感を持っております。

最後にこの度、弊社ブログへの掲載を許可いただいたお客様、このブログが今後お困りの方の手助けとなると思います。
この度はご協力いただき本当にありがとうございました。

ご親族が孤独死してしまった場合のご親族様は、どうしてよいのかわからない方がほとんどだと思います。どうか、お一人で悩まずに弊社にご相談ください。
孤独死が発生してしまったお部屋の特殊清掃も遺品整理まごころが対応いたします。

https://ihinseiri-magokoro.net/

初投稿です。

はじめまして。遺品整理まごころの山元と申します。

ご遺品の整理を行うにあたり、ご依頼者様が一番ご不安になることは、依頼する業者がしっかりしているところなのか?
という点だと思います。そこで、遺品整理まごころでは、ホームページの内容よりもより詳細な情報を公開するため、ブログを始めました。
今後更新していくブログによりご依頼者様により弊社を知っていただき、ご安心して作業を任せていただければ幸いでございます。

さて、今回は初のブログ更新ということで、遺品整理まごころについてご紹介いたします。

弊社、遺品整理まごころは、「一般社団法人遺品整理士認定協会」の優良企業として活動しております。
当然優良企業で登録されていますので、下手なことをすると即脱退、この遺品整理業界では活動していけなくなります。
私たち遺品整理まごころの遺品整理士は、ご遺品の整理は「信用第一」と考えています。
いくら安い業者とはいえ、大切なご遺品を何の確認も無しにすべて回収してしまう。または、大切な方のご遺品を不法投棄されてしまう。
こんなことは絶対にあってはいけないことなのです。
ご遺品の中にはまず間違いなく貴重品が含まれます。例えば通帳、印鑑、現金、契約書関連、貴金属、その他金銭価値の高いものなどなど。
それらを選別せずに回収する業者は単なる「不用品回収業者」であり、貴重品を確認しているにも関わらず申告しないのは「泥棒」と一緒です。
遺品整理まごころでは、「ご遺品の整理」を行い、貴重品が出てきた場合には申告することをお約束いたします。
弊社は古物商許可も持ち合わせていますので、その場で買い取りご請求金額からお値引きすることも可能です。
もちろん大切なご遺品ですから、弊社が無理に買い取ることはございません。お値段やそのご遺品によってお客様にお持ち帰りいただくかのご確認をいたしますので、ご安心してお任せください。

また、弊社ではご遺族様がご不要なご遺品を処分する際、「一般廃棄物収集運搬許可」のある業者に委託して処分いたします。
ご依頼者様にとっては、「当たりまえ」と思うかもしれませんが、気を付けてください。実は、自社のトラックにすべてのものを積み込み持っていく業者は、かなりグレーなのです。
札幌市で委託する際は、パッカー車と呼ばれる車で回収しにきます。札幌市にお住まいの方であればお馴染みの黄色いゴミ袋を回収するあの車です。
パッカー車を利用する利点として、個人情報がほぼ守られる点だと思います。パッカー車で回収後は直接最終処分場へ持ち込まれるので、第三者に個人情報が洩れるリスクが最小限に抑えられます。
私個人の意見としては、ご遺品をパッカー車で粉砕してしまう光景は毎回心苦しいですが、法律を厳守するためなのでどうかご容赦ください。
しかしながら、どうしても耐えられない方もいらっしゃるかと存じます。その際は、どうか私どもにお申し付けください。お客様にとって悲しい光景がお目に入らぬよう、配慮させていただきます。

そして、弊社の売りは何といっても海外輸出を自社で行っている点です。実は、北海道で自社で海外輸出を行う「遺品整理業者」は、まだそれほど多くはありません。
遺品整理まごころは、ご遺品を扱う正真正銘の遺品整理業者として活動しております。そのため、ご依頼者様にとって不要な品もできる限り欲しい方の手に渡り使ってほしいと願っております。
また、弊社のホームページにも記載しておりますが、その活動が間接的とはいえ日本のごみを削減する運動になっていると考えています。
さらに、ご遺品の中の処分品が減ることになりますので、実際のご請求金額がその分安くなります。
しかしながら、発展途上国の多くの国は求める商品の質が年々上がってきております。つまり、数年前に比べて送ったものがなんでも売れる時代ではないのです。
海外輸出でまともに利益を出すためには、より質の高いものを送る必要があります。しかし、ご遺品として輸出する商品は必ずしも高額では売れません。
それが、「自社で海外輸出をする遺品整理業者」が多くない理由です。
もし利益だけを求めるのであれば、海外輸出をする労力、時間を考えれば大きなメリットはないのです。
ですが、正真正銘の遺品整理業者として、私たちは高額で売れなくとも大切なご遺品を有効活用してほしい想いでご遺品の海外輸出をしています。

ということで、書いているうちにほとんどホームページに書いていることと重複してしまいましたが、信念を持ってご遺品の整理を行っていることが伝われば大変うれしく思います。
少し長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
今後は現場の内容も少しずつアップしていきますので、今後とも遺品整理まごころをよろしくお願いいたします。

https://ihinseiri-magokoro.net/