こんにちは、遺品整理まごころの山元です。
今回ご紹介する案件は、お部屋のオーナー様からのご依頼でした。
不幸にも、お部屋の中で孤独死されてしまったお部屋の特殊清掃案件ですので、本ブログは閲覧注意とさせていただきます。
写真などを見たくない方は、戻るボタンから別のブログをご覧ください。
今回の案件は、孤独死でしたが死臭はそれほど強くありませんでした。
どちらかというと猫ちゃんと一緒に暮らしていたようで、猫ちゃん特有のスプレーの匂いと、タバコの匂いが強い印象でした。
故人様も長期間住まれていたようで、壁紙がヤニの汚れで黄ばんでいました。
まずは、故人様がお亡くなりになった現場なので合掌させていただき、私どもが綺麗にしますとお約束いたしました。
体液がじゅうたんを通り抜け、床まで染み込んでしまっていました。
体液が染み込んでしまった家財は、そのまま搬出すれば共用部分に菌や匂いを拡散させてしまいますので、しっかりと梱包して搬出いたします。
また、孤独死現場での作業は、感染症のリスクがありますので、作業員も防護服を着て対応する必要があります。
孤独死の現場においても、遺品整理士として貴重品を必ず見つける覚悟で丁寧に作業させていただきましたが、孤独死現場の家財整理は、防護服を着ながら作業をする必要があるのと、感染症のリスクを最小限に抑えて作業する必要があるので動きにくさと息苦しさで通常よりも時間がかかります。
家財整理が完了したら、壁紙を剥がしていきます。
壁紙を剥がしたことがある方であればわかると思いますが、剥がしにくい壁紙と剥がしやすい壁紙がありますが、今回のお部屋は本当に大変でした。
長年のタバコのヤニ汚れと、湿気により我々が想定していた時間の3倍以上の時間を使ってしまいました。
剥がした後と剥がす前の壁ですが、色が全然違いますね。
壁紙を剥がし終えた後は、体液の付着部分を検査します。
表面上の体液はふき取った後なので一見綺麗には見えますが、体液に反応する薬品を散布して染み込み具合を調べていきます。
写真だとわかりにくいかもしれませんが、体液が付着した部分だけ白く反応しています。
体液が染み込んでいることを確認したので、今回は床のフローリングを取り除くことにしました。
見た目が綺麗でも、このままクッションフロアをひくなどで対応すると染み込んだ体液がじわじわ匂いを発してしまいます。
特殊清掃を業者に依頼した場合に、匂いが消えていないというクレームはほとんどがこれが原因です。
消臭作業で一番重要なことは、体液が付着したものをしっかり除去できているかどうかが大前提となります。
薬品が反応する範囲をしっかりと確認してフローリングを切り取ります。
フローリングを切り取ると、今回の案件はコンクリートのパターンでした。
体液はフローリングを通り抜け、コンクリートまで達している可能性もあるので、コンクリートにはコーティングをします。
これで、匂いの再発のリスクを最小限に抑えることができるのです。
そしてもう一つ消臭のための重要な要素のハウスクリーニングを行います。
お部屋の中は長年掃除をした形跡がなくかなり汚れていました。
写真の撮り忘れにより、少ない画像で申し訳ありませんが、ハウスクリーニングの画像は、ビフォーとアフターでお見せしていきます。
しっかり再生することができました。
お部屋の匂いも落とすことができて、お客様にも大変喜んでいただきました。
今回、お客様にはアンケートにもお応えいただきました。
こちらが、アンケートの内容です。
遺品整理を行うだけの業者であれば数多くいますが、特殊清掃とハウスクリーニングを実際に行える業者は私が知る限り札幌には片手で数える程度の業者もいないと思います。
多くの業者はさも自社で特殊清掃もハウスクリーニングもできるような記載がありますが、実際には遺品整理のみ自社で行い、特殊清掃とハウスクリーニングは他社へ委託している場合がほとんどです。
このようなやり方はダメなわけではありませんが、どうせならお見積りからお引渡しまで一社で完結できる業者をお選びいただいた方が、お引渡し後の匂いなどのトラブルを防げるかと思います。
(お見積りをしている人が、実際に行う特殊清掃の施工について知らないというのは怖いですよね)
札幌近郊で遺品整理から特殊清掃、ハウスクリーニングまで行える業者をお探しの方は遺品整理まごころまでご連絡ください。
弊社の特殊清掃士が、お見積りからお引渡しまで責任をもって対応させていただきます。
https://ihinseiri-magokoro.net/